例えようのない圧倒的な高揚感。それは12年振りに訪れました。”Juventus Club Giappone”メンバーも駆けつけた最高の舞台。ユーヴェにとって久しぶりのチャンピオンズリーグ決勝でした。

残念ながらマッシミリアーノ・アッレグリのチームはバルセロナに敗れました。しかし、チャンピオンズリーグ準優勝です。この並外れた特別なシーズンにおいて最後の最後まで楽しませてくれました。

思えばシーズン開幕前に突然アントニオ・コンテが監督を辞任。アッレグリの就任は疑問視され、不安を抱えたままのスタートでした。しかし、そのミステルが上手くチームをまとめてきました。若手を積極的に起用、4バックと3バックを併用してイタリアとヨーロッパで勝てるチームを作り上げてきた印象です。

シーズンを振り返る時、チャンピオンズリーグでの戦いは1つのポイントでした。

2月のドルトムント戦。ユヴェントス・スタジアムに掲げられていた”ROAD TO BERLIN”のバナーを目にした時、正直なところ決勝の舞台は他人事のように思えました。

しかし、ジジ・ブッフォンとその仲間たちは怪我人が出るなどの状況でありながらも結束したパフォーマンスを披露。ドルトムントを退けたあと、準々決勝でモナコに競り勝ち、そして準決勝ではレアル・マドリーとの激戦を制して12年振りの決勝に到達しました。

バルセロナとの決勝では惜しくも敗れたものの、スクデット4連覇とコッパ・イタリア優勝に加えてのチャンピオンズリーグ準優勝は立派な成績です。

しかし、これで終わりではありません。チャンピオンズカップを掲げるという明確な目標に向かって、ここからが新たなスタートです。

(写真提供 : T.T)

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