東京は雨が降り続いた1週間でした。しかし、ユヴェントスのドキュメンタリー映画「THE JUVENTUS STORY」のワールドプレミア上映会が行われた水曜日だけは何とか天気が持ち堪えてくれました。
2016年10月、双子の兄弟マルコ・ラ・ヴィッラとマウロ・ラ・ヴィッラによって作られたこの映画はイタリア国内で公開され、その後にニューヨーク、リオデジャネイロ、ベルリン、ロンドンなど世界中でプレミア上映会が行われています。そして遂に「BLACK AND WHITE STRIPES THE JUVENTUS STORY WORLD PREMIERE TOUR TOKYO」として日本にもやってきました。
この上映会には関係者が招待され、有り難いことに”JUVENTUS OFFICIAL FAN CLUB GIAPPONE”にもお声がけいただきました。私もファンクラブメンバーの皆さんと参加してきました。
この特別な夜に合わせたかのように会場付近で久しぶりに某インテリスタに再会するというハプニング!?があった一方で、会場ではファンクラブメンバーの相変わらずな様子を見て安心したりと……。
さて、会場に到着すると既にこの映画の監督であるマウロとマルコの2人の姿が。とても気さくで、写真やサインに応じてくれました。話によると親の影響を受けて2人もユヴェントスのファンになったとか。
上映会開始。既にDVD「BIANCONERI JUVENTUS STORY」でその内容をほぼ把握していましたが、日本語字幕で観て改めて話の流れを理解することができました。
約120分という内容でありながら、ファンであるからか全く長いとは感じることはなく、むしろあっという間に終わったというくらいに引き込まれてしまった印象です。
アニェッリ・ファミリーの視点からクラブの歴史を中心に描かれたユーヴェ。中でも”アッヴォカート”ことジャンニ・アニェッリがユーヴェに注いだ愛情や情熱は計り知れないものがあったとわかります。
また、ファミリーのリアルな人間模様、関係者への貴重なインタビューなどは見応え十分でした。
その映像はいつの時代もどんな時代も、このクラブとチームの根底にある不変のスタイルがあると訴えるものがありました。それは変化を受け入れて時代と共に変わっていくこと、一方で何があっても変わらないことの重要性を説いたものであるように思いました。ユーヴェはユーヴェであると。この映画を見ると、そんなところを再認識できるのではないかと思います。
この映画はイタリア国内版と英語版の2種類が作られたとのこと。また、制作には9年の年月を費やしており、上映会後のマルコとマウロのコメントで「第2弾はもうやりたくない」という本音!?が聞かれたのは面白かったです。それだけ情熱を込め、困難が多くあったのではないかと想像できました。
日本国内で上映された場合にはまた観てみたい作品です。
BLACK AND WHITE STRIPES: THE JUVENTUS STORY : https://www.thejuvestory.com/
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