クリスティアーノ・ロナウド加入、クラウディオ・マルキージオ来日など、とてもエキサイティングな1年でした。ユヴェントスの2018年をランキング形式で振り返ります。

第5位 カルチョメルカート – 変革の時
2018年の夏、ユーヴェは時代の変革期を迎えつつあることを内外に示すようなオペレーションを実行しました。後述するクリスティアーノ・ロナウドを獲得したのは勿論ですが、一方でこの7連覇を支えてきたジャンルイージ・ブッフォンら重要な選手たちとの別れがあったのは忘れることができません。

レオナルド・ボヌッチが僅か1シーズンで戻ってきたのには拍子抜けというか何とも言えない気持ちになったのは正直なところですが、見方を変えると何が何でも勝ちにいくための体制を整えるというクラブの姿勢や考え方が浮かび上がってきました。それは言うまでもなくチャンピオンズカップを掲げるという追い求めてきた目標を達成するためです。事実、加入してきた選手たちは皆がハイクオリティであり、その実力を発揮しています。

また、長年に渡ってこのメルカートを支えてきたジュゼッペ・マロッタが秋にクラブを去り、彼と共に仕事をしてきたファビオ・パラーティチをメインに据えていくことがアナウンスされました。マロッタが抜けたことで今後のメルカートがどうなるのか。このあたりは要注目と言えます。

2018/19シーズンのカンピオナートは前半戦を終えて17勝2分の勝点53で終え、チャンピオンズリーグではグループを首位で通過しました。勢いをつけて2019年に挑んでくれるはずです。

 

第4位 スクデット7連覇、コッパ・イタリア4連覇
マッシミリア―ノ・アッレグリのチームはスクデット7連覇とコッパ・イタリア4連覇を達成しました。もはやこういったことは驚くことではなくなってしまったくらいであり、国内でこのチームを脅かすのは難しいのではと思える安定感です。夏にはロナウドら新戦力を揃え、ユーヴェは2018/19シーズンの前半戦を17勝2分の勝点53という驚異的な成績で終えました。はっきりとスクデット8連覇が見えています。

7連覇に大きく貢献したブッフォンがクラブを離れました。2001年夏にトリノの街に降り立ち、そこから数えること17シーズン。そのゴールキーパーはピッチ内外でとても影響力を持ち、クラブの歴史に名前を刻んだと言えます。選手としては勿論その実力は疑いようもなく守備の主役として君臨してきました。しかし、彼がピックアップされるのは1人の人間としてのことが多かった印象です。人間ジジの代えの効かない人間力がカルチョ・イタリアーノとユーヴェにとって欠かすことのできない存在だったんだということを改めて思わせられました。新しい仕事場はパリ。そのチャレンジを応援していきます。

 

第3位 オフィシャルファンクラブが7シーズン目に突入
“Juventus Club DOC”から”Juventus Official Fan Club”に移行しての2シーズン目。日本のオフィシャルファンクラブ”Juventus Official Fan Club Giappone”は会員数が200名を突破し、全国にそのネットワークを構築しつつあります。来日イベントから日々の観戦会、チケットの優先購入など会員の皆さんはそのメリットを生かしながら活動されています。

私の記憶が確かならば!?クラウディオ・マルキージオ来日イベント、7連覇祝勝会、2017/18シーズンのクラブ総会、そしてクリスマスパーティーと4回もイベントに参加することができました。皆さんと顔を合わせる度に思うのは、本当にユーヴェのことが大好きなんだという思いが伝わってくるということ。この大きな思いをベストな形で現地に届けたいなと思わせられます。日本からトリノへ。皆が歩調を揃え、これまで以上に声を届けていきましょう。

2019年もきっと素敵な出会いや楽しみがあるのは間違いないはず!?

 

第2位 王子の来日と別れ – DAMIANI with Claudio Marchisio
ユーヴェの現役選手の来日。2018年のハイライトの1つと言っても良いでしょう。5月下旬、自身がアンバサダーを務めるジュエリーブランドのイベントでマルキージオが来日しました。有り難いことに”Juventus Official Fan Club Giappone”にもお声がけいただき、会員の皆さんとのご対面が実現しました。実際にお会いした王子の優しさやとても気さくなところに触れ、皆さんの笑顔や普段とは違ったイベントを楽しまれているのがとても印象的でした。

しかし、その来日後は私たちに別れの挨拶をしに来てくれたのではないかという複雑な感情をもたらしました。選手は夏に25シーズン在籍したクラブを離れたからです。この出来事を一言で述べるのは難しく、選手本人やティフォージ・ユヴェンティーニに様々な思いや葛藤が生まれたはずです。しかし、彼のクラブとチームに対する愛情は終わることはないと確信できます。またいつの日か違った形で戻ってきてくれるのを期待しています。

そして来日していただいたことに改めて感謝です。本当にありがとうございました!

 

第1位 クリスティアーノ・ロナウドが加入!
応援するクラブにCR7が加入した事実。トリノにCR7がいること、ユーヴェでCR7がプレーすること。ある意味それは驚きであり、信じられないことでした。しかし、間違いなくロナウドはユーヴェでプレーしています。

2018/19シーズンが開幕し、最初の数試合では実力発揮とはいきませんでした。しかし、彼はやはりCR7でした。ユーヴェで最初のゴールを決めてからは、ロナウド個人で打開して貴重なゴールを決める、チャンスを構築する、マークを引きつけながら味方にスペースを生み出す、ラストパスを出すといったシーンで溢れています。多くの先輩たち同様ユーヴェ加入当初は慣れるのに時間がかかるのではないかとも思えましたが、今ロナウドのプレーはいつものロナウドに見えます。

ゴールではサッスオーロ戦のカウンターアタックから生まれたゴール、エンポリ戦での弾丸ミドル、サンプドリア戦での先制点、マンチェスター・ユナイテッド戦でのボレー。また、バレンシア戦でのマリオ・マンジュキッチへのラストパスに繋がるフェイントなど印象的なシーンを思い出します。

ロナウドに期待するのは言うまでもなくチャンピオンズリーグでの決定的な仕事。このミッションが上手くいった時に悲願達成が叶うかもしれません。

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