11月の寒い日曜日でした。チェゼーナ戦の前、アンドレア・アニェッリが”Il giorno delle Stelle”のイベントでティフォージの前で力強く宣言したのを思い出します。あれから5年。ユーヴェは再びイタリアとヨーロッパのサッカーシーンのトップに戻ってきました。

ルイージ・デル・ネーリが監督を務めた翌シーズン、選手たちは自前のスタジアムで躍動し、アントニオ・コンテとマッシミリアーノ・アッレグリのもとでスクデット4連覇を達成。ヨーロッパではチャンピオンズリーグ準優勝まで到達しました。

発表された年間財務報告書によると、この5シーズンで売上は右肩上がり。先に発表されたようにチャンピオンズリーグでの収入面のアップはその最たるものです。

この5年で何が変わったのか。それはアニェッリが株主に宛てた手紙にあるように、組織の抜本的な改革と積極的な財政投資と述べられています。

ではファン目線ではどうか。最も大きなところでは何よりカルチョとユーヴェを最も知っているアニェッリ・ファミリーがユーヴェに帰ってきたことが大きかったのではないかと思います。実業家でもあるアンドレアに率いられたクラブはユヴェントスを効果的にブランディングし、ピッチ内外で様々な仕掛けを行ってきた印象です。2014年3月に”JUVENTUS CLUB GIAPPONE”メンバーがオープンニングセレモニーに招待された東京での期間限定カフェの開催、そのあとレジェンドたちが仙台と鳥栖に来日したこともその一環でしょう。

先日アナウンスされたように既にJヴィレッジの計画が進んでいます。前進、そして更なる前進。困難な時代を乗り越え、ユーヴェは新しい時代に突入したと感じます。今後どのような動きがあるのか、そしてトップチームやレジェンドたちの来日はあるのか。楽しみに待ちましょう。

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