かつてユヴェントスの選手たちに会うためにトリノに行った時期がありました。しかし、私にとってアイドルのような存在だった彼らが逆に遥か東方の島国にやってくる日が来るとは想像すらできませんでした。

2016年11月。ダヴィッド・トレゼゲ率いるユベントス・レジェンズのメンバーが来日。トレゼゲに加えファブリッツィオ・ラヴァネッリ、アンジェロ・ディ・リーヴィオ、チーロ・フェッラーラ、モレーノ・トリチェッリ、アントニオ・キメンティ、マルク・ユリアーノら16名が日伊国交150周年記念イベントであるジャパン・レジェンズとのフレンドリーマッチを戦うために日本に来てくれたのです。

Angelo Di Livio

ありがたいことに”JUVENTUS CLUB GIAPPONE”メンバーとして、試合の前日練習とチャリティマッチに招待いただきました。11月4日に行われた前日練習では開始時間を過ぎてやってくるなどイタリアらしさを発揮してくれましたが、その後の練習で見せていた真剣な表情は現役時代と変わらない凄みがありました。

トレゼゲのゴール感覚、トリチェッリのガッツ、ディ・リーヴィオの運動量……。彼らを見ていると年齢を重ねてパワーが落ちたとしても、ベースにあるそれぞれのパーソナリティは現役時代と全く変わらないと感じました。

練習後、選手たちはファンに丁寧にサインをしていたのが印象的でした。何人かのファンと話をしましたが、皆が満足そうな表情をしていました。

そして試合の日。そのチャリティマッチは群馬県前橋市にある正田醤油スタジアム群馬で行われました。ユベントス・レジェンズは惜しくも5-4で敗れましたが、前日練習で感じたそれぞれのパーソナリティを十分に発揮してくれて面白い試合を見せてくれました。

ユベントス・レジェンズ チャリティマッチ2016

“JUVENTUS CLUB GIAPPONE”メンバーズは試合前から写真撮影を頼まれたり、クラブとしてそれなりの露出ができました。日本にもしっかりと応援するファングループがあることをアピールできたのではないかと思います。

例え一時であっても、東京から前橋への小旅行とそこでの素晴らしい出会いは日々の喧騒を忘れさせてくれるものでした。改めて今回のイベントに感謝します。また、”JUVENTUS CLUB GIAPPONE”メンバーズが本当にユーヴェのことが大好きなんだと改めて感じ、大きなパワーを貰った気がします。

アンドレア・アニェッリ体制から始まったこのプロジェクトが今後も継続していくことを期待すると共に次の来日を楽しみに待っています。

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