凍てつくような寒さの中、パヴェル・ネドヴェドがデッレ・アルピでバロンドールを掲げた2004年の年明け。

メインスタンドから観戦していた私の隣にいらしたシニョーラが「ブラーヴォ」という声でそのチェコ人を祝福していたのを今でも覚えています。そして、いつもは空席が目立つスタジアムが温かい拍手に包まれていたのを思い出します。

そこから数えること15年。

トリノに行き、そしてトリノに行き、そしてまたトリノに……。そんな時代もありました。

一方でファンサイトを立ち上げ、将来のオフィシャルファンクラブのベースを作ることができました。

 

このサイトをベースにスタートしたユヴェントス活動。

それは7年前に日本発のファングループ”JUVENTUS CLUB GIAPPONE”が結成され、このサイトの役割が一応の完結を見たような気がしていました。

しかし、それは終わりのように見えてスタートでもあったかもしれません。このサイトを訪れてしまった人をオフィシャルファンクラブに送り込む。

かつて現地観戦などのことで問い合わせいただいた方々の多くはオフィシャルファンクラブに行き着いたことを思い出します。1人でも多くの方々にオフィシャルファンクラブを知ってもらって仲間に入ってもらうこと。これを継続して遠い島国からトリノ方面にアピールできたらと。

 

有料メルマガ執筆、CALCiO2002への寄稿、ユーヴェのトップチーム来日、オフィシャルファンクラブ立ち上げ、トリノのオフィシャルファンクラブ本部訪問、観戦会や懇親会、フットサル……。様々な活動を通して多くの方々との出会いがありました。

こういった活動を通して最も重要だったのはユーヴェのネットワークを構築できたこと。

社会にとってコミュニティが重要な時代を迎えるならば、このオフィシャルファンクラブが果たすべき役割が少なからずあります。そしてユーヴェという1つのキーワードで半永久的に繋がることができます。

 

「試合観てるの?」

最近オフィシャルファンクラブメンバーズによく言われることです。なかなかグサリとくる一言ですが、こうやってコミュニティは成長してきています!?

クリスティアーノ・ロナウドと出会った15年後の2019年。今後も愛すべき人たちと共に進んでいきます。

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